ちょっとしたコツ

ここでは、私が経験上得た知識やコツのようなものを書いておきます。
もし、間違っている部分等にお気づきになられましたら、ご指摘ください。

分割された記事の復元(InternetNews/OutlookExpressのみ。NetscapeNews不可)

記事のタイトルに(1/2)等と書かれているものがあります。
これらの記事は、見ようとしても意味不明の文字列がだらだら表示されるだけだったり、画像が途中でおかしくなったりします。
これは、大きすぎるために分割されて投稿されている記事です。
正しく表示するためには、分割されたパーツをすべて集め、復元(連結)しなければなりません。

以下は、その方法です。

1.分割されている記事をCTRLを押しながらクリックし、パーツすべてを選択します。
2.「ニュース」−「まとめてデコード」を選択します。
3.先ほど選択した分割パーツ記事が表示されるので、記事のタイトルを参考に番号順に並べ替えます。
4.「OK」をクリックすると、まとめる作業が始まり、終了すると復元された記事のウィンドウが表示されます。

復元は、すべてのパーツがそろわないとできません。
場合によってはすべてそろわないこともあるので、分割された記事が流れてきた場合は、 ダウンロードせずにすべての記事がそろうのを待ちましょう。
3〜4日過ぎてもそろわなければ、おそらく後どれだけ待ってもすべてそろわないことの方が多いようです。

分割された記事の復元

意味不明の文字列しか表示されない記事の復元

ニュースグループでは、直接バイナリファイルは投稿できないのでテキストファイルに変換(エンコード)されて投稿されています。
普段、記事をダブルクリックして復元(デコード)できるのは、ニュースリーダがそのエンコード法に対応していたからです。
したがって、対応していない方法でエンコードされていた場合、ニュースリーダはデコードできません。
それらの記事をデコードするためには、別途デコードソフトを使う必要があります。
ここでは、WinCodeを使用しますので、「窓の杜」などから、ダウンロードしてください。

また、文字化けによって判読不能になっている場合もあり、こちらはデコードしようとしても何もできません。

まず、デコードしたい記事の内容(意味不明の文字列)を表示します。
つぎに、それらの文字列を「すべて選択」-「コピー」で、クリップボードへ転送したあと、WinCodeを起動します。
メニューから「File」-「Decode」を選択します。
ここで、デコードの設定の「CodeType」を「Auto-1」にしてください。 あとは「Clipboard >>」をクリックすれば、デコードが始まります。
なお、デコード後の画像はデフォルトではWincodeをインストールしたディレクトリのしたの「Decode」というディレクトリに保存されています。
このディレクトリは「Option」-「Decode」で変更できますので、ご自分で使いやすいように設定してください。

Indexファイルの活用

シリーズ化していたり、同時に何枚か画像を投稿する際に、前もってIndex画像が投稿されている場合があります。
1枚の画像に縮小された画像が並んでいるものです。これを見て、どの画像が欲しいのか見当をつけた上でダウンロードすると、 気に入らない画像をダウンロードする手間が省けます。
Indexファイルは、たいていタイトルにIndexと書かれていますが、書いていない場合は画像のファイル名が○○idx.jpgとなっているものがないか確認してください。
多くの場合、シリーズの一番最初にあります。

ダウンロードしても無駄な記事

ニュースグループは、内容によって記事も分類されていますが、その分類の判断は投稿者に任されています。 したがって、ニュースグループの本来の目的とは全く違った記事が投稿されたり、あるいは故意に投稿される記事が多くあります。
前者は、それほど数も多くないので問題になることも少ないのですが、後者は量的にも非常に多く、ダイヤル・アップユーザにとっては悩みの種です。
中にはタイトルとは内容を全く異にする記事もあり、ダウンロードしてみなければ分からない事もしばしばです。

とくに、オンライン雑誌や、有料サイトなどの宣伝は定期的に投稿され、しかもクロスポストによって多くのグループにばらまかれると言うたちの悪いものです。
また、「SPAM」と呼ばれる無意味な投稿を繰り返すことによって喜ぶ確信犯的記事もある始末です。 (関係ないグループにバイナリ投稿することもこれに含むこともあります。)
ちなみに、辞書で調べる限りSPAMの意味は「米国の肉の缶詰の商標」とだけ書かれていることがほとんどですが、 これは戦時中、米軍の食料がSPAMばかりだったので、「もうたくさんだ」という意味あいで使われる、との情報を頂きました。

以下に、それぞれの見分け方の簡単な例を挙げておくので参考にしてください。

宣伝記事の場合

オンライン雑誌や、有料サイトの宣伝記事は件名にアドレスを含んでいることが多いです。
また、タイトル、差出人が同じ場合もあるので、確実な宣伝記事がある場合、ソート基準を変えて同じものを先に「開封済み」「削除」してしまう、という手があります。
3,4日は本体はダウンロードせず、件名だけダウンロードしておき重複するのを待つのも手でしょう。
その場合は、1回でダウンロードする本命記事の量も増えがちなので注意してください。

その辺の読者の行動を読んでいる宣伝記事はさらに悪質で、タイトルや差出人を毎回変えてくるものがあります。
しかし、それらの中には同じ画像ファイル名を件名に書いている事があるので、それらをある程度把握しておけば、 全く同じ名前のファイルが添付された記事をみつけて、避けることができます。

SPAM記事の場合

こちらは、投稿者が自己申告しない限りダウンロードしてみるまで全く分かりません。

たとえば、「Req:xxxx」というリクエストに対するフォロー記事として投稿されている事があります。
この場合、本当にリクエストに応答している記事と見分けがつかない場合がほとんどです。
時たま、それらのタイトルの後に「Re: Req:xxx SPAM!!」のように、SPAM記事を臭わせるようなタイトルもあります。

添付ファイルの名前にも注意しましょう。
「SPAM」の文字列がタイトルに含まれなくても「spamcan.jpg(または、gif)」等のファイル名が付加されていることがありますので、注意深く見てください。
(ちなみに、画像の内容は先述の商標「SPAM」の本物の缶詰の写真。)

その他

内容はポルノ画像でも無意味なグループにまでクロスポストされている場合もあります。 これらは判別不能ですので、もしほかのグループで見覚えがあったらダウンロードする前に過去の開封済み記事等を確認してみてください。

小説は記事の行数は多いので一見紛らわしいですがタイトルに「story」等と書かれています。
後は、リクエスト、またはその応答に対する感謝、画像の感想、アドレスのみの宣伝など。 見落としがちなのは、画像ファイルの前によくある[0/1]の記事。画像本体([1/1]や、分割されたもの)の内容の説明などで、ダウンロードしなくても画像そのものへの影響は全くない。

ある程度、SPAMの特徴さえつかんでしまえば、フィルター機能などを使って効率的に除外することができます。詳しくは「SPAM対策講座」をご覧ください。

画像のマスク

ニュースグループに投稿されている画像は、どこかのホームページの画像からの転載であることがよくあります。 そのホームページが日本のものであった場合、当然法律に従ってマスク(修正)がかけられています。
マスクはもう2度と元に戻せない「非可逆マスク」と、処理し直すことによってまたもとに戻る「可逆マスク」の2種類に大きく分けることができます。

以下はそれぞれのマスクの例です。

マスク名オリジナルモザイクFLMaskQ0CP
可・不可-不可場合によっては可
画像
なお、Q0マスクはオプション設定によりかける処理の組み合わせが異なります。
上の例の場合は、「ネガポジ反転」「縦ガラス処理」「横ガラス処理」を設定しました。
元に戻すには、かけられている処理をそれぞれ1回ずつかけ直す必要があります。ただし、RGB入れ替えのみ3回一組ですので、何度かやってみてください。
慣れてくれば、どの処理がかけられているのか分かるようになるかもしれませんが、慣れないうちはいろいろ試してみてください。

CPマスクについて

CPのみ、「場合によっては」との但し書きがあるのは、CPMaskが「CPコード」と呼ばれる任意のキーワードによってマスクパターンが変わるからです。 このCPコードは、マスクをかける人が自由に設定できるため、CPコードがわからないとはずせないことになります。ですから「場合によっては」というのは「CPコードがわかっている場合は」という意味です。

最近、CPマスクが多く利用されていますが、これはCPコードがわからなければはずせないないため「安易にはずせない」からです。つまり、法律に抵触する可能性が低くなるということです。
そのため、多くの場合、マスクをかけた人は、CPコードを教えてはくれません。なぜならばもし簡単にCPコードがわかってしまっては、かかっていないのと同じことになってしまうからです。 見る側に立つものは、この事情をよく理解していなければなりません。 したがって、ニュースグループでCPマスクが使われていても、「この画像のCPコードは何ですか?」とむやみに聞いてはなりません。そのかわり、多くの投稿者は記事の中にヒントを隠しておいてくれたりします。ある程度、見る側も努力する必要があるでしょう。 CPがわからないからといって怒ってはいけないのです。なぜならば、たとえマスクがかかっていようと、画像がないよりははるかにイイのですから。

拡張子のないファイル

時折、Macユーザが投稿したと思われる拡張子のないファイルがあります。
これらは、適当に拡張子を変えてみるかバイナリエディタで中身を確認しない限り、何のファイルかわかりません。
拡張子をjpgや、gifなどに変えてみると画像として認識されて開くことが出来るようになる場合があります。

あるいは、「ダウンロードコーナー」にある「What's this」のような、判定プログラムを使うのも手です。