投稿

ニュースは読むだけではありません。当然、投稿することが出来ます。
ここでは投稿するときの諸注意を書いておきます。

グループによっては、そのグループ特有のルールみたいなものがあるので、 しばらくそのグループを購読した上で、不文律(明文化されていないルール)を よく把握してから投稿した方が、トラブルや不愉快な思いをしなくて済むでしょう。

1.サーバが投稿を許可しているか確認

ニュース・サーバは管理人の意志で記事の投稿をすることを許可したり、不許可にしたりすることが出来ます。ですから、事前に投稿できるかどうかを確認した方がいいでしょう。
一般に、プロバイダによって用意されたサーバは大体が許可されています。
オープンサーバの場合は、どちらとも言えませんので、もしどこかのリストページから見つけてきたのであれば、 そのページを参照してみてください。もし、わからなかった場合は、あとで説明する「投稿テスト」で実際にやってみるしかありません。

2.メール・アドレス

ニュース・リーダに設定するメールアドレスは、正しいものでなくても動作します。
つまり、嘘のメールアドレスを設定することもできます。
これをつかって、投稿した記事においてあなたのメールアドレスを公開するか否かの選択をすることが出来ます。

ただし、どちらかを選択する前に、投稿したいグループについてよく理解してください。
基本的には、公開した方がいいでしょう。特に、fj.*など、(いい意味で)まじめなグループでは、メールアドレスは公表されることが求められます。
では、どのような場合に非公開にした方がいいかというと、画像系のグループに投稿するときです。
外国のアダルトサイトの管理者達は、ニュースへのSPAM投稿に飽きたらず、メールによっても宣伝したいと考えています。 そのためには、大量のメールアドレスが必要になります。そんなとき、ニュースグループに投稿された記事からメールアドレスが集められるのです。最近では、メールアドレスだけをニュース記事から集める専用ソフトも開発されているといううわさを聞きます。 もし、不要な宣伝メールを受け取りたくなかったら、メールアドレスは出さない方がいいでしょう。

ただし、メールアドレスを公表しないと言うことは、あなたが書いた記事を読んだ人はメールを送れないと言うことです。 たとえば、「画像の交換をしませんか?」という記事を書いたときに、それに関して「どんな画像がいいか」と相談してくる人がいるかもしれませんし、 また、なにか質問したときに、それに関する答えをメールで送ってくれる人がいるかもしれません。
そのとき、損するのはあなたです。よく考えて、決めてください。

これは良心の問題ですが、メールが送れないのをいいことに、中傷など無責任な発言をするような卑劣な人間にはならないことを祈ります。

日本語が通じるグループにおいてのみ、メールアドレスを全角で書くという手もあります。
この手なら、全角文字を表示できる日本人のみにメールアドレスを公開し、表示できない外人に対して非公開にすることが出来ます。
その際は、宣伝メール防止のため、と断り書きでも書いておけばいいでしょう。

補足

最近、japan.*において、偽のアドレスを使った記事がキャンセルされるという事件がおきました。
これは、本来ニュースグループの利用者は投稿する際には必ず正しい(少なくともちゃんと投稿者に届く)メールアドレスを設定しなければならないと主張する人が、 それに違反する記事を自動的にキャンセルするロボットを稼働させたためです。
私自身は、現状に即していない理想論だと思いますが、ニュースグループの成り立ちを考えると、彼の言い分も分からなくはないのです。
このような機械的なキャンセルは,現在japan.*においてのみ行われています。japan.*に投稿する際は、注意して下さい。
なお、到達性があれば本物でなくても構わないので、メールアドレスがばれてはまずい場合、メール転送サービスなどを使って下さい。

3.投稿のテスト、記事の新規作成

お使いのサーバが投稿でき、設定も整ったならば、実際に投稿してみましょう。
ただ、いきなり投稿してしまっては、設定が悪かったりした場合に、無駄な投稿になります。
そこで、テスト投稿をしてみましょう。
しかし、実際に使われているグループに投稿してしまっては、そこを読んでいる人たちに非常に迷惑です。
世の中には、テスト専用のグループというものが存在しますので、そこで行います。
一般に、プロバイダが用意したサーバには「ローカル・グループ」とよばれる、そのサーバにしかないグループがあり、多くの場合その中にテストグループもあります。
たとえば、bekkoameのニュースサーバの場合は、「bekkoame.test」というグループがあります。
見つからない、わからない、と言う場合は「test」という単語で探してみてください。
それでも、ダメな場合は公衆testグループとも呼べる、グループが存在しますので、そこを利用してください。
実際には、

japan.test
alt.test

などがあります。 似たようなグループに「fj.test」と言うグループもあるのですが、こちらはプロバイダの人が確認のために使うためのグループなので、一般の人は絶対に使ってはいけません。

投稿記事の作成はいたって簡単です。
メニューはニュースリーダによって違いますが、大体は「メッセージの作成」「新規記事の作成」「New Article」などとなっていると思います。
それらを選択すれば、記事作成のウィンドウが現れると思いますので、そこに文章を書きます。
ソフトによって違うのは画像の添付方法だと思いますが、「ファイルの添付」などのコマンドがないかどうか探してみてください。 また、作成中の記事のウィンドウに添付したいファイルをドラッグ&ドロップすることで、簡単に出来るソフトもあると思います。

投稿が終了したら、今度は自分が投稿した記事をダウンロードしてみてください。
そこで、自分が意図したとおりになっているか確認してください。もしなっていない場合は、設定などをもう一度よく確認した上で、さらにテストを重ねてください。

4.投稿

テストで上手くいったら実際に投稿してみましょう。
今度の投稿はテストと違って、そのグループを見ている人のほぼ全ての目にはいる可能性があるわけですから、内容などには責任を持って投稿してください。

投稿する際に気をつけたい事柄を、最後に列挙しておきますので、投稿の前に一度よく目を通してください。

5.記事のキャンセル

もし、間違って投稿したり、投稿内容が意図したものと違ってしまった場合は、記事をキャンセルできます。
その場合は、自分が投稿した記事を選択して「キャンセル」「Cancel」などのコマンドを実行してください。
ただし、キャンセルしても、もしキャンセル前にその記事をダウンロードしてしまった人がいたら、その人の目には触れてしまうと言うことを忘れないでください。
ですから、送信にはくれぐれも注意してください。

なお、キャンセルが上手く行かなかったり、InternetNewsで2バイト文字を差出人に設定してキャンセル出来なくなった場合は、 サーバにコントロールメッセージを送ることで削除できます。
削除のコントロールメッセージの書き方は、次の通りです。

1.削除したい記事をダウンロードする。
2.記事のMessage-IDを調べる。InternetNews(Win95)の場合、記事を右クリックしてプロパティで記事のヘッダを見ると、Message-IDが分かります。
3.記事のタイトルに全て半角で以下の様に書き、投稿する。

cmsg cancel <Message-ID>

Message-IDは、「<>」で囲む必要があります。

投稿時の注意点

以下に、投稿するに当たっていくつかの注意点をあげておきます。
トラブルなどを未然に防ぐためにも、是非とも一度は目を通してください。

1.Message-ID(Microsoft InternetNews Win版を使っている場合のみ)

Microsoft InternetNewsは、そのままの状態では不正なMessage-IDを生成します。
Meesage-IDとは、ニュース記事につけられる固有の番号だと思ってください。

実際問題としては、さしたる実害はないと思うのですが、この件に関して異常なまでの執念を燃やして文句を付けたがる人が結構な数いますので、 不愉快な思いをする前に、以下のページで正しい設定を行ってください。

http://www.three-a.co.jp/~asada/msin/

これは余談ですが、altなどのグループでは、まず文句は言われません。どこで言われるかというと、fj、japanなど、日本のグループです。
日夜「不正Message-ID狩り」に励んでおられる諸氏がいます。(苦笑)

2.半角カタカナは使用不可

ニュースに限らず、電子メールなど、インターネット上では、半角のカタカナは基本的に使用出来ません。
使うと文字化けします。理由まで書いていると非常に専門的になってしまうので、ここではさけますが、上記の「Message-ID」同様、 実害以外にも不愉快な思いをすることが、ままありますので、気をつけてください。

3.記事サイズ、分割記事の投稿

あまり大きい記事の投稿はさけましょう。
ダウンロードに時間がかかりますし、サーバにも負荷がかかります。

また、設定によっては大きい記事が分割して投稿される場合があります。
ニュースリーダによっては、分割の復元が出来ませんし、たとえニュースリーダにその機能があっても、初心者にはわかりづらいです。

もちろん分割しないよう設定もできますが、上の理由もありますので、出来るだけはじめから大きい記事を投稿しないよう心がけてください。

4.複数画像の添付

一つの記事に多くの画像をつけるのはやめましょう。
それだけ記事のサイズが大きくなります。

5.画像フォーマット

これはそれぞれのプラットフォーム(OS)によって異なります。
共通して言えるのは、投稿するときは「JPEG」か「GIF」にすること、です。

・Windowsユーザの場合

BMPフォーマットでの投稿はやめましょう。
BMPは無圧縮フォーマットなので、非常に大きな記事になってしまいます。
また、Macユーザ、Unixユーザには、画像ローダを探す手間をかけてしまいます。
最近は、フリーウェアで変換ツールも多数出回ってますので、「
窓の杜」などから探してみてください。

・Macintoshユーザ

Pictでの投稿はやめましょう。
WindowsユーザやUnixユーザはPictローダを基本的に持っていません。
見るためには「QuickTime for Windows」などのソフトをインストールしなければならず大変です。

私はMacを持っていないので、どんなツールがあるのか知りませんが、必ず変換するためのツールがあるはずなので、探してください。

6.拡張子(特にMacintoshユーザ)

・Macユーザ

Macintoshでは、ファイルの種類はデータフォーク、リソースフォークで区別していますが、Windowsにはそれがありません。
Windowsでは、ファイル名の最後にピリオドと3文字の英数字をつけて区別しています。
これを拡張子といい、これがないと何のファイルだか見た目ではわかりません。
画像などを投稿するときは、必ず拡張子をつけるようにしてください。
以下に主な拡張子をあげておきます。

種類拡張子
JPEG(画像).jpg
GIF(画像).gif
QTMovie(動画).mov
MPEG(動画).mpg

・Windowsユーザ

拡張子が付いてないからと言って、すぐに「このファイルの種類は・・・」という投稿をするのはやめましょう。
多くの場合は、拡張子を「.jpg」にしたり、「.gif」にしたりすれば見ることが出来ます。

7.DATファイル(特にWindowsユーザ)

・Windowsユーザ

たまに画像のほかに、.DATというファイルが添付されている場合があります。
これらは、Macintoshユーザの投稿した記事に見られますが、内容には意味がありません。
したがって、どのようなプログラムを使っても見ることは出来ませんし、仮に見れても何の得にもならないので、放っておきましょう。

・Macユーザ

Mac版Netscapeから記事を投稿すると、リソースフォークが別ファイルとして(??.datと言う名前で)送信されてます。
これをMacからみると気が付きませんが、WindowsユーザやUnixユーザから見ると、画像のほかにもう一つ不明なファイルが付いているように見えるわけです。
ときどきそれについて尋ねられることがあると思いますが、そのときは「Macから送るとどうしても付いてしまうゴミ」とでも説明してあげてください。
どうしてもわからないときは、このページを教えてやることをおすすめします。(笑)

8.クロスポスト、マルチポスト、FAQ

クロスポストとは複数のグループに同じ記事を投稿すること、マルチポストは同じグループに同じ記事を複数投稿すること、FAQはよくある質問です。

これらは、やってる人は気が付かないですが、見てる側からすると非常に迷惑です。
前2者は明らかに迷惑なのはわかると思いますが、最後のFAQはやってる人は「どこがいけないんだ」と思うかもしれません。
なぜいけないかというと、前の(古い)記事を探すと同じ質問が何度も出ているという事です。つまり、調べればわざわざ新たに記事を書いて質問せずとも、すでに答えが出ているのです。
ですから、そのグループをずっと見ている人は同じ様な記事を何度もみせられているため、マルチポストやSPAMと何らかわりがないということになります。
もし、なにか質問があるときは、あなたがお使いのサーバに残っている限り古い記事までさかのぼって、同じ様な質問がないかどうか調べてみてください。

9.カテゴリの遵守

NetNewsのグループは、目的ごとに分かれており、興味のある内容だけを購読する事ができるようになっています。
しかし、各カテゴリに投稿するか否かは投稿者の判断ですので、投稿者がいい加減にグループを選択すれば、見ている側にとっては 迷惑になってしまいます。
各グループの目的は、そこに流れている画像をしばらく見たり、各グループの説明等を読んだりして、よく調べてから投稿しましょう。
また、投稿する前に、サンプルを提示して投稿しても良いかどうかを聞いてみる(お伺いを立てる)事をおすすめします。