誰でもアクセスができるよう設定されているニュースサーバを「オープンサーバ」といいます。
どうしてそのようなサーバがあるかというと、
といった理由があります。
しかし、実のところ、そのほとんどは3番目の理由によるところが大きいのです。
ですから、サーバ管理に詳しい人などは、3のような理由でオープンになっている
サーバにアクセスするのは「不正アクセスである」と言う人もいます。
確かに、「管理者が意図していなくても利用できるから利用する」というのは、
「侵入できるから侵入する」というハッカーの言い分に近いものがありますね。
さて、自分のプロバイダにないグループにアクセスできるオープンサーバや、
漏れが少なく記事の補完に役立つサーバというのは、NetNewsユーザにとって
大変ありがたいもので、貴重なものです。
しかし、貴重であるということは、それだけ需要に対して供給が追いついていないと
いうことでもあります。結果的に1つのサーバに対して、過剰なアクセスが殺到する、
という事態が発生するわけです。
このページを見ているような人が求めているオープンサーバとは、バイナリ系グルー
プがフィードされているサーバでしょうから、1番目の理由にあるようなボランティ
ア的なサーバ公開は、まずほとんどありません。
2番目の理由も、「試験的」ということを踏まえれば、そう長続きせずにすぐ利用 できなくなることは明らかです。
そうなると、必然的に3番目の理由で公開されているサーバに頼ることになるわけ ですが、ここで先述の「過剰なアクセス」が問題になります。すなわち、過剰なア クセスによる負荷で管理者が設定ミスに気が付き、設定を変更してしまえば、もう 2度とそのサーバは使えなくなります。これを「オープンサーバが潰れる」と表現 したりします。
ですから、オープンサーバは遠慮しつつ、こっそり使わせてもらうのが礼儀です。
また、見つけたサーバを誰かに教えたりするのもいけません。同じことを繰り返し
ていけば、それだけでユーザが増えていくからです。もし仮に、あなたが誰かに
「誰にも教えちゃだめだよ」と教えたとしても、教えられた人がまたほかの誰か
に「誰にも教えちゃだめだよ」といえば、同じことなのです。
私は、ここでオープンサーバ利用に関する3原則を提案します。
よく、オープンサーバのアドレスをリストにして公開したりするページがあります(特に海外)が、
はっきり言っていい迷惑です。また、某ソ○トバ○クのインターネット本も同様。
喜ぶのは何も知らない初心者と、自分で探そうとしない横着者だけです。本当にオープンサーバを
使いこなせるようになった人は、そのようなページを煙たがっています。
実際、そのようなページを作っている人は、自分は有料サーバに入っていて、その料金を
リストページを作ることによって得た広告収入でまかなったりしているのです。
所詮、リストページに載ったサーバは、アクセスが殺到していずれ潰れる運命にあります。
ですから、そのようなページはあてにせず、自力で探す術を身に付けましょう。
自分で探す方法のヒントは、あるソフトウェアにあります。
その使い方は、どうぞご自分で研究してください。
ただし、サーバを見つけてもくれぐれも他言しないように。上にあげた3原則を
守れないような人は、使うべきではありません。